名曲百選第三章82朝顔は闇の底に咲く

子供たちは夏休みに入りましたね。

私が子供の頃は、朝早く起きてラジオ体操に行くのが夏休みの一日の始まりで、家に帰り朝食を食べ、8時から10時ぐらいまで、夏休みの宿題をします。

夏休みの友や日記等が多かったです。

1学期の終わりに、朝顔の鉢植えを学校から持ち帰り、観察日記を書いた事もありました。

朝顔も夏の花ですね。

五木寛之さんの本に朝顔は闇の底に咲くというエッセイ集があります。

普通、朝顔というとその名の通り、朝咲くイメージがありますし、実際に朝に咲きます。

しかし、この本で五木さんは、朝顔が朝咲くためには、冷たい夜の時間と闇の濃さこそが必要なのだ。と語っています。

さらに、人間も希望という大輪の花を咲かせるのは、必ずしも光の真っただ中でも、暖かい温度の中でもなかろう。冷たい夜と濃い闇の中に私たちは朝、大輪の花という希望を咲かせる。夜の闇こそ、花が咲くための大事な時間なのだ。と語っています。

朝顔は闇の底に咲く私が落ち込んだりした時に、励ましてくれる言葉の一つです。

朝顔の名所は、各地にあると思いますが、鎌倉の長谷寺東慶寺なども有名です。

鎌倉物語サザンオールスターズ

K-S投稿者

イントロが、オールディーズの砂に消えた涙を彷彿させます。

スペクターサウンド風の味付けも感じられ、桑田さんのポップスセンスと原さんのフンワリしたボーカルが、この曲でも素敵な味わいを醸し出しています。

サザンのアルバムの中に彼女のボーカルの歌が一曲入っていると、爽やかな一服の清涼剤のような役割を果たしてくれますね。

妊娠中の原さんが、ベッドに寝転びながらレコーディングしたという逸話も残ってます。

歌詞は、意味深な大人の恋の歌です。

日影茶屋や江の電など固有名詞が巧みに織り込まれ、鎌倉の魅力を伝えるという意味でも素敵な曲だと思います。

鎌倉物語

鎌倉よ何故夢のような虹を遠ざける

誰の心も悲しみで闇に溶けてゆく

砂にまみれた夏の日は言葉もいらない

日影茶屋ではお互いに声をひそめてた

空の青さに涙がこみあげる

こらえきれず腕をからめ

少女の頃に彼と出会ってたら

泣き顔さえ真夏の夢

秘密にならない二人の秘め事

他人の空似が乾いたマニキュア映して

鎌倉よ何故夢のような虹を遠ざける

誰の心も悲しみで闇に溶けてゆく

いつも私は大人になれなくて

踊る胸に浮気な癖

彼にもう一度くちづけされたなら

涙声さえならないでしょう

泣かないつもりが笑顔になれない

あの日の思い出溢れる江の電見つめて

砂にまみれた夏の日は言葉もいらない

日影茶屋ではお互いに声をひそめてた

今回は、サザンオールスターズ鎌倉物語をお届けいたしました。

鎌倉物語という古風なタイトルは、ひょっとして小津安二郎監督の名作東京物語をもじったのでしょうか。

今回の曲を聴きながらブログを書いていたら、ゆっくり鎌倉を旅してみたくなりました。